代表取締役 三代目 河合 篤博
1級造園施工管理技士
1級造園技能士

70年の歴史に裏打ちされた技術を伝承する誇りと喜びを抱いて
河合造園は、私の祖父である初代が生花栽培からスタートさせ、父である2代目が造園会社として本格始動させた会社です。私で3代目となりますが、祖父、父から受け継いだ庭師としての知識と技術、70年に及ぶ歴史を伝承していることに、日々誇りと喜びを感じながら仕事と向き合っています。幸い息子も4代目を継ぐ覚悟を決め、現在技術の修練に情熱を傾けています。時には彼の若い感性や発信力も借りながら、造園の伝統技術を現代社会の中で生かし、庭師の存在価値や魅力、その社会性を高めるような仕事を残していければと思っています。
また、個人的には、和の庭造りの仕事を中心に据えながら、一方で、若い時代から続けているサーフィン仲間などから声がかかれば、木や石を使った舞台装置の設営などの仕事も喜んで引き受けています。
自然素材には、人の心を落ち着かせ豊かにする効果があります。河合造園は、その力を最大限に引き出すことができる会社であると自負しています。造園やリガーデンをお考えの方、ぜひお気軽にご相談ください。
河合 友也
2級造園施工管理技士
2級造園技能士

若い世代にもっと庭師の存在を伝えるために日々研鑽を続ける
河合造園の4代目となるべく、父である3代目のもとで修業を積んでいます。じつは、20歳前まではサッカー漬けの日々を過ごし、庭師の仕事にはまったく触れずに過ごしていました。日立市のクラブから県外の高校、大学へと進み、ドイツで実績を積むため大学を2年で中退して渡航の準備を万全に整えていたところに、コロナ禍が起き、計画を断念。その後、一人旅で訪れた京都で日本庭園の魅力に開眼し、あらためて父のもとで庭師の技術を学ぶことを決意しました。
庭師が身に着けるべき技術は本当に多岐にわたりますが、中でも私が惹かれているもののひとつに、穴太積みと日本庭園の伝統的な石組という、織田信長が琵琶湖畔に建てた安土城で採用された堅牢な石積みの技術があります。現在その技術を唯一引き継ぐ粟田建設さんが開催する研修にも数回参加し(うち2回は3代目もともに参加)、その極意についての学びを深めているところです。
粟田建設の代表で15代目を務める粟田純徳さんは、アメリカのテキサス州にあるロレックスタワー(設計は隈研吾氏)に採用された石垣を手掛けた人物です。海外では「サムライウォール」と呼ばれ、賞賛を集める粟田さんの仕事は、私の究極の目標のひとつです。現代の若い世代に庭師の存在、その魅力をもっと伝えるためにも、いつか海外にわたり河合造園として仕事をしてみたい──そんな夢を抱きながら、日々懸命に研鑽の日々を送っています。
河合 優奈

若い世代にもっと庭師の存在を伝えるために日々研鑽を続ける
四代目との結婚を機に、日立市に来ました。それまでは、ウエディングプランニングの会社に所属し、東京都内のほか、沖縄県や群馬県でウエディングマネージネントや広報、営業プランナーなどの業務に従事していました。
一見、庭師とウエディングの仕事はかけ離れているように思えますが、じつはウエディングにおいても植栽はつねに必要不可欠な重要な要素でしたし、クライアントのご要望を伺い、構成を考えてご提案し、ご希望を上回るような空間づくりを目指すという点で、共通点は意外にたくさんあると感じています。
現在は庭づくりの現場に同行し、庭師の仕事について猛勉強する日々を送っています。現場で目にする三代目、四代目の繊細な技術、卓越したセンス、そして、仕事に向きあう真摯な姿勢には、身内ながら目にするたびに感銘を受けています。今後は、お客さまへのご提案方法や内部の事務処理におけるデジタル化を推進し、三代目、四代目が描くイメージを、より迅速かつスムーズに、よりわかりやすく魅力的に、お客さまにお届けできるよう力を尽くしてまいります。
